絨毯は住まいの中でも大事な場所に納まりますので、真剣
に見るほどに、迷いだすと分からなくなる場合も多々ありま
す。また決して安い買い物でもなく、かつ頻繁に購入するア
イテムでもありませんから慣れるということもありません。
そういう時はシェヘラザードのオーナーのモハンに判断を委
ねることがままあります。不思議に住人よりも、はるかにみ
たこともない家にふさわしい絨毯を的確に選びます。会話の
中にあるヒントを長年の経験で適格につかみとっているので
しょう。シェヘラザードにとって絨毯の仕事はこれからと言
います。ぶれずに、積み重ねてきた自信からくる納得のいく
言葉です。


バオトゥ（中国）


上から、オールドギャッベ（茶と白のモザイク）
コーカサス（黄色）
バオトゥ（赤）

ギャッベ・キリム・コーカサス・サルーク・タブリーズ他多数
揃えております。

今年もお客さまと絨毯との良い出会いがあります
ように皆さまのお越しをお待ちしております。
お時間をゆっくりとってご覧くださいませ。

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絨毯展、終了しました。
今年もお客さまと共にたくさんの絨毯を見ました。

オールドの絨毯に初めて出会われたお客さまが、たくさん見ていくうちに
みるみる目が肥えてゆくのはあっという間です。
特に若い方の出会いは、年上の者からすると早く出会ってよかったね！
と正直思います。
良い物、美しい物の基準がどこにあるかは、やはり大事。

今回もほとんどが新しく仕入れられた絨毯で、驚くばかりです。
これは、見たことのない絨毯をお見せしたいというシェヘラザードの心意気です。
イランの仕入れ先もいろいろな物語があるようで
毎回そのような話も興味をそそられます。

イラン、クルドの地名はニュースでもよく耳にしますが、
平和でなければ、このような美しい絨毯を作ることはできない。
オールドの絨毯はいってみれば、その部族の平和な時を垣間見ているような気がする。

皆さま、今年もゆっくり、楽しんでご覧頂き、
ありがとうございました。