還暦六十歳から始めた織物。
今では、お料理や散歩、日々の掃除、買い物をするのと
同じように日常のひとこまになっています。
コツコツ続けることの大切さ
織物という楽しみを持っていてほんとうによかった。
この十二月がくると八七歳になる
スミコさんの日々が作品のひとつひとつに在ります。



ウールのマフラー、紙の糸のタペストリー、テーブルランナー
等約160点ほどの作品は、これまでに少しづつ織りためたものです。

いくつになっても、自分が夢中になれることを持つ、
それはなんでもいい。
こんな幸せなことはありません。

織物に疲れたら、料理する
織物に疲れたら、散歩する

毎日の生きるリズムの要に織物があります。
料理も大変上手なスミコさんです。
展覧会をとおして、同世代の方には共感を、
若い方々には人生の先輩として
よい出会いの時になりますよう。